鄭周河(チョン ジュハ)写真展 blog「奪われた野にも春はくるか」

鄭周河写真展関連の情報をお知らせしていきます。

4月8日(土) 徐京植 『フクシマ以後の生とは?』

講演会のお知らせです。
皆さまどうぞお越しください。

4月8日(土)14:00~16:30  高麗博物館にて 

徐京植(ソ・キョンシク) フクシマ以後の生とは? 『少数者の立場から』

 
スベトラーナ・アレクシエーヴィチ『セカンドハンドの時代』(松本妙子訳、岩波書店2016年)この作品は私に、「果てしなく続く苦悩の樹海」を想わせた。エレム・クリモフ監督の映画「炎628」(ソ連1985)に描写された、あのベラルーシの深い森と湿地である。針路も出口も見えないその樹海を、どのように歩き通せばよいのか。本書には、見えない運命の力に引き寄せられるように、すすんで不幸や苦悩に身を沈める人々(多くは女性)が多く登場する。ドストエフスキーらロシア近代文学に通底する世界。ここに、ある「普遍性」が示唆される。あまりにも苛酷で凄絶な「普遍性」である。
 彼女の代表作『チェルノブイリの祈り』(岩波現代文庫)には「未来の物語」という副題が付いている。チェルノブイリ事故でさらけ出された破局的様相が人類すべての未来を覆うだろうという予感である。著者は今年11月下旬に来日した機会にフクシマの原発事故被災地を訪れ、私もそれに同行した。旅を終えて東京に戻った彼女は東京外大での講演でこう述べた。「フクシマには、私がチェルノブイリでみたものがすべてある」。「国家は自らを守り、人間たちを守らない」。「日本社会に“抵抗”がないことに驚いた。チェルノブイリ事故の際にも、国家への抵抗がほとんどなかったが、それはわが国(旧ソ連)が全体主義国家だったからだと考えていた。では、日本はどうなのか?」

立_徐
徐京植さん

300p地図


 

  1. 2017/03/20(月) 08:35:07|
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2月18日、鄭周河さん講演会

高麗博物館にて、2月18日に鄭周河さんの講演会が行われ、85人ほどの方がご来場されました。
東京では2度目ということもあり、今回は「奪われた野にも春は来るか」シリーズ『以前』から『以後』の作品スライドを見ながら、鄭周河さんがなぜ福島を撮るのかを話してくださいました。(通常、作家は発表前の作品を簡単には公開しないそうです)
『以前』の作品は、精神障害者「収容所」を撮った『惠生園』、ドイツの孤独な老人たちにフラッシュを当てた『写真的暴力』、ドイツ留学から帰国後の『大地の声』『西方の海』『不安、火-中』。
『以後』の作品は、避難区域が事故地点20キロから10キロになった後に、避難解除された10キロの間で撮った『南相馬の外に入る』や事故があった年にも開催された『野馬追』などなど2016年までの作品が紹介されました。

鄭周河さんが韓国の大学で教鞭を執りながらも、毎年来訪して「福島の日常」を撮影しつづけるその行為自体が福島の人々を孤立させないという連帯のメッセージでもあり、来場者の方々へも福島への連帯を呼びかけていらっしゃいました。

高麗ブログ

より詳しくはまた数日後にアップします。

  1. 2017/02/23(木) 22:37:00|
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高麗博物館にて始まりました

高麗入口
エレベーターで7階へ、高麗博物館の入口です

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高麗博物館は「市民がつくる日本コリア交流の博物館」として2001年にひらかれ、ボランティアの方々を中心にテーマを決めて学びながら展示を続けていらっしゃるそうです。

今回、来館者の方々には座ってごゆっくり写真展関連資料を読んでいただくことができます。

「奪われた野にも春は来るか」鄭周河写真展は、今日から4月30日まで3ヶ月間ひらかれます。
みなさま、ぜひお越しください。
 


  1. 2017/02/01(水) 23:43:29|
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2月18日(土) 鄭周河ギャラリートーク

日本で10回目、東京で2回目となる東京都新宿区、NPO法人「高麗博物館」での展示が2月1日(水)から始まります。
2月18日(土)には、韓国から鄭周河(チョン ジュハ)さんがお越しになりギャラリートークが開かれます。

今回の展示「奪われた野にも春は来るか」シリーズは、2011年の11月から2012年の2月にかけて撮影された福島の風景です。鄭周河さんはその後も毎年福島に訪れ、2013年に避難区域の一部が解除された頃には、モノクロ写真の「外に入る」シリーズ、2014年には福島 相馬地方で1000年以上続いている(震災のあった2011年にも開催された)お祭り『野馬追』の風景や人々をとった「直面」シリーズ、2015年からは避難住宅に暮らす人たちが元の家の前で家族写真を撮る「家族写真」シリーズを制作中です。
18日のギャラリートークでは、「奪われた野にも春は来るか」以降のそれらの作品もスライドで見せていただける予定です。そこから震災後の福島で暮らす人々の日常を、見て、感じて、共有してほしいと、鄭周河さんはおっしゃっています。

ギャラリートーク、皆さま、どうぞお越しください。

2月18日(土)14:00〜16:30
場所:高麗博物館
今回は、事前予約と入場料が必要です。
予約先等の詳細は添付の案内をごらんください。

高麗チラシ表

高麗チラシ裏


  1. 2017/01/20(金) 10:24:50|
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高麗博物館

高麗見開
(高麗博物館展 図録表紙)

先日お伝えしましたとおり、東京で2度目の写真展が2月1日(水)より東京都新宿区の高麗博物館で始まります。
きたる2月18日(土)には、鄭周河さんが韓国から来日されギャラリートークも予定されています。


  1. 2017/01/06(金) 00:32:27|
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ソウル出版記念トークの記録が雑誌「詩人会議」に掲載されます

「奪われた野にも春は来るか−−鄭周河写真展の記録」(高文研)の韓国語版「다시 후쿠시마를 마주한다는 것」(반비)出版にあたって今年の3月4日にソウルで行われた講演会の記録が雑誌「詩人会議」2月号に前編、3月号に後編と分けて掲載されることになりました。

この写真展を契機に私たちが何を悩み、どんな問題を共に悩んだかについて記録に残そうとこの本をつくりました。もともと韓洪九さんの問題提議で始まり、鄭周河先生の写真でこうして実現し日本でも写真展が開かれたのです。そこで提議された、哲学的、政治的、歴史的問題を、とりあえずここに残すことができた。これが韓国語に翻訳され、韓国で皆さんのお手元に届いた。言ってみれば「苦痛の連帯」の一歩と言えると思います。(徐京植/ソウルでの講演会より)

出版記念トーク1

ソウル出版記念講演会ブログ記事はこちら 


記録本  韓国版表紙


詩人会議へのお問合わせはこちら

  1. 2016/12/10(土) 23:55:57|
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表紙になりました

写真集「奪われた野にも春は来るか」の中の2枚が、本の表紙になりました。

日下詩集 1
「花咲き 実を結べ」日下新介詩集/詩人会議出版

戦争を拒む
「2016 戦争を拒む」ANTHOLOGY Refuse to war  刊行委員会編/詩人会議


  1. 2016/11/22(火) 12:22:59|
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2017年2月より高麗博物館で始まります

東京では二度目の開催となります。
今回は新宿区大久保の高麗博物館です。
会場スペースの関係で15点のみの展示となりますが2013年の神楽坂では展示されなかったものも数点展示されます。
開催期間が3ヶ月あります。皆さまどうぞ足をお運びください。



高麗チラシ表



高麗チラシ裏

  1. 2016/11/01(火) 17:36:36|
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『小さな町の古民家で開かれた鄭周河写真展』

(認定NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館ニュースレター「imagine」より転載)


 開会二日目の8月21日、韓国から写真家の鄭周河さん、在日の徐京植さんをお招きしてギャラリートークがひらかれました。開会の午後2時前には、暖炉裏にある板の間に敷き詰められた50枚の座布団、土間にしつらえた50脚の椅子は満席。会場に入りきれない人々は庭にあふれました。
 鄭さんの写真展を富士見町でも開いてはと、塚田一敏理事長から話があったのは、1月の半ばのことでした。この呼びかけに画家のSさん夫婦、間伐利用の会のNさん、報道写真家のTさん、9条の会のYさん、精密加工工場社長のSさん夫妻、アウシュヴィッツ平和博物館富士見友の会のCさんなどが参集。会場のこと、開催にかかる費用のこと、宣伝などなど難問が山積。数回の会合で、会場は築170年の古民家に決定、個人の民家で鄭さんの写真展が開かれるのは初めての試みでした。大工でもある塚田さんの指導のもと、急ピッチで会場作りが始まり、チラシもデザイナーのYさんの協力で完成。全員が図書館や美術館、スーパーマーケットなどの東奔西走、チラシを置いてもらいました。また、友人などへの200通以上の手紙は反響を呼ぶ効果が大きかったようです。
 鄭さんは、プロジェクターを使い最近撮影した本邦初公開の写真を投影しながら、日本の原発事故に無関心でおれなかった気持ちを語りました。「美しい風景の中に人のおろかさと哀しみが訴えてきます」と感想を綴った女子高生。「時の流れとともに忘れてしまいそうなことを思い出させてくれました」と記した婦人の言葉は、参加者の多くが共感を呼びました。
 原発がメルトダウンして5年半が経過した今も、放出され続ける放射能汚染の事態は変わりません。国民を巻き込みながら、ファシズムの道をつき進む安倍政権。今やれることはなんでもやり抜き、決して後悔しない道を進む、という思いで今回の写真展も計画されました。津々浦々で小さな催しをとりくむことの大切さを思い知らされたこの2週間でした。
(長野県諏訪郡「古民家 和の家」写真展実行委員 藤井宏志)

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アウ会報







  1. 2016/10/20(木) 15:08:04|
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写真展のお問い合わせについて

鄭周河写真展「奪われた野にも春は来るか」の開催をお考えの皆さま

鄭周河さんは、2003年から2007年にかけて韓国の原発周辺に暮らす人々の「隠蔽された不安」を撮り続け、2008年に発表し(シリーズ「不安、火-中」)、その後、原発事故後のフクシマの情景を撮した作品を、2012年3月にソウルで開かれた第2回世界「核セキュリティー・サミット」に合わせて「奪われた野にも春は来るか」というタイトルで発表しました。
同タイトルの写真集には99点の作品がおさめられています。
日本で2013年から2014年行われた「奪われた野にも春は来るか」巡回展では、そのうち20点が展示され、今年2016年より新たに始まった巡回展では28点の作品が展示されました。そして、2016年8月を以って、28点の作品すべてが福島市白河市のアウシュヴィッツ平和博物館に収蔵されました。この28点についての写真展のお問い合わせは、アウシュヴィッツ平和博物館までお問い合わせください。

福島市白河市 アウシュヴィッツ平和博物館

*収蔵された作品はアウシュヴィッツ平和博物館にて"常設展示"はされていませんのでご注意ください。

  1. 2016/10/04(火) 22:26:59|
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