鄭周河(チョン ジュハ)写真展 「奪われた野にも春はくるか」

鄭周河写真展関連の情報をお知らせしていきます。

ご挨拶―実行委員会解散のお知らせ

 鄭周河写真展「奪われた野にも春は来るか」の巡回展示に際しまして、皆様にはたいへんお世話になりました。私たち実行委員会は、本日をもっていったん使命を終え、解散の運びとなりましたことをお知らせいたします。この間、日本各地6か所における巡回展示の会場関係者をはじめ、皆様のご協力に改めてあつくお礼申し上げます。
 2011年の東日本大震災とそれに続く福島第一原発の大事故のあと、いてもたってもいられないような思いで始めた活動でしたが、その経緯と内容は、『奪われた野にも春は来るか―鄭周河写真展の記録』(高文研)という書籍として刊行したしましたので、ご覧下さるようお願い申します。また同書は韓国においても本年3月、『다시 후쿠시마를 마주한다는 것(再びフクシマに向かい合うということ)』(반비)という書名で翻訳刊行されました。
 本実行委員会の活動は皆様がお寄せ下さった浄財のみによって行われました。その会計報告はブログに公開しております。
 本実行委員会の活動はここで閉じますが、いうまでもなく「フクシマ」は収束しておりません。むしろ放射線による健康被害は今後さらに顕在化してくるものと思われます。
今月14日に熊本で起きた大地震の被害はこの原稿を書いている現在も続いており、昨年夏、再稼働が強行された鹿児島県の川内原発や、愛媛県の伊方原発、佐賀県の玄海原発が危機に瀕しています。福井県の高浜原発では来る7月にも再稼働という動きがあります。
「フクシマ」から5年。私たちはむしろ、国家と企業による理不尽な暴力を目の当たりにして来たといえます。当然のことながら私たちがおこなった写真展に、その暴力を即座に阻む力はありませんでした。しかし、放射線の半減期と同様、私たち個々人の人生よりもはるかに長い時間尺度の中で、このささやかな活動が人類の覚醒のための一つの肯定的な働きとなることを期待したいと思います。
ここに実行委員会は解散しますが、私たちの投じた小石が静かに波紋を広げるかのように、さらに各地で引き続き鄭周河写真展を行っていく動きもあります。
重ねてご助力にお礼申し上げます。

2016年4月20日
鄭周河写真展「奪われた野にも春は来るか」実行委員会


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  1. 2016/04/20(水) 21:05:04|
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