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鄭周河(チョン ジュハ)写真展 blog「奪われた野にも春はくるか」

鄭周河写真展関連の情報をお知らせしていきます。

雑誌「詩人会議」10月号表紙写真

10月号


写真/2015福島

10月号のことば(鄭周河)
私たちは、とてもりっぱな政治家を失った。魯会燦(ノ・フェチャン)。
彼はいつも力を持たない弱者に頭を垂れ、彼らと息を合わせ励まし過ごしてきた。
彼がいつも見せてくれた自由と平等に向かった謙虚な行動は私たちがこれから引き継いでいかねばならないだろう。
彼は良心の呵責と自責の念で一人旅立った。過去、盧武鉉(ノ・ムヒョン)が選んだその方法で。
彼が遺した最後の言葉は、切迫した状況に押いやられた労働者の勝利と、これからも持続されるべき新たな政治の前進を願うものだった。
私もまた頭を垂れ、彼の最後に行く道が平安であることを祈る。

(訳者注)魯会燦は韓国正義党院内代表を務めた国会議員。2018年7月23日逝去。葬儀場や告別式会場では、大学生、子どもの手を引いた家族、作業服を着た会社員など、連日数千人の弔問客が列をなした。


※「ことば」は、写真の解説ではありません。
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  1. 2018/09/01(土) 22:53:44|
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雑誌「詩人会議」9月号表紙写真

詩人10月号


写真/2012福島

9月号のことば(鄭周河)

いつだって、怒りやコンプレックスは若さの賜物であり特権だと考えていた。しかし、いま韓国で起きていることを経験すると、我々のこの「怒り」の「拡散と共有」は、世代と空間を超えた普遍的正義だと思える。
セウォル号被害者遺族の活動を査察した軍当局(韓国軍機務司令部)は、ガラス張りの部屋に置かれ、消えていかなければならないだろう。


※「ことば」は、写真の解説ではありません。
  1. 2018/08/04(土) 19:39:44|
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雑誌「詩人会議」8月号表紙写真

詩人6月号 1

写真/2012福島

8月号のことば(鄭周河)

風がそうであるように、私たちの人生の痕跡もやはり行為の結果でしかない。過程としての行為は、見えないが必ず結果を牽引する。いま韓国で起きている南と北をつなぐ努力は、言わば風に乗って走るキャンドルの灯火だ。民衆の息吹!


※「ことば」は、写真の解説ではありません。
  1. 2018/07/08(日) 00:23:10|
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雑誌「詩人会議」7月号表紙掲載写真

詩人7月号
写真/2009福井


7月号のことば(鄭周河)

 このあたたかな春、韓国では北と南の「冷麺談義(冷麺は平壌の名物で南北首脳会議の晩餐会でも振る舞われた)」に花を咲かせみな胸がいっぱいである。食でつながる民族統一はいま世界へと向かう足がかりになるだろう。
 私もここ全羅北道の完州から平壌を通りヨーロッパはドイツまで鉄道で旅をしたい。あるいは自転車で。


※「ことば」は、写真の解説ではありません。
  1. 2018/06/07(木) 15:21:20|
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雑誌「詩人会議」6月号表紙掲載写真

詩人6月号
写真/2009年福井


6月号のことば(鄭周河)

 福島の春
 あの日を覚えている風が行き交い
 花びらを地に舞い散らすも
 そこに広がる美しさは儚くも短く
 垂れ込める暗い痛みの中を
 春はただ掠め過ぎる

  1. 2018/05/12(土) 21:57:01|
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「奪われた野にも春は来るか」2018

0414奪われた野にも




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  1. 2018/04/14(土) 10:51:51|
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福島での今の制作について

詩人会議4月号にて、鄭周河さんがいま福島で何を写そうとしているのかをお話しされています。
この4月にもまた南相馬へ撮影に向かわれるそうです。

詩人会議4月号

  1. 2018/04/11(水) 21:20:50|
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雑誌「詩人会議」4月号、5月号表紙掲載写真

詩人4月号

「2015年福島」

4月号表紙のことば
「いま韓国は寒い冬。単に気温が低く身体を震わす寒さだけでなく、暮らしの温もりが足りずにより寒いのだ。特に、若い世代に与えられた「寒さ」は、彼らが被る失業率ほどに過酷である。そしてまた、若い世代の視軸が向かう仮想通貨という幻影が、彼らを凍死させるのではと心配である。」




詩人5月号


「2013沖縄」

5月号表紙のことば
「統一」や「平和」という言葉が必要な場所は、実は「分断されている」「葛藤がある」ことを意味するのだと考えます。今の韓国は、いたく切実にこの二つの言葉が絡みあった状況です。分断を越え平和な未来へ、まさに今進もうと尽力しています。新しい政府の努力が徒労に終わらないよう願っています。」




※「表紙のことば」は、表紙写真についてではなく、鄭周河さんが韓国の今について書いたものです。




  1. 2018/03/31(土) 22:14:17|
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アウシュヴィッツ平和博物館 2018.03.01〜04.15

「奪われた野にも春は来るか」鄭周河写真展が、3月1日から4月15日までアウシュヴィッツ平和博物館にて開催されます。

アウシュヴィッツ平和博物館は、福島県白河市にある市民が建て運営している博物館です。
常設展示のアウシュヴィッツの記録も必見です。
「平和の広場」の奥には第二常設展示室となる貨物車があります。中に入って当時なにがおきていたのか想像を巡らせてみてください。


平和の広場
2016年4月 撮影/鄭周河(写真中央が貨物車)

アウシュヴィッツ地図
(写真、地図/アウシュヴィッツ平和博物館サイトより)

東北新幹線「新白河」駅から車で10分、JR東北本線「白坂」駅から徒歩5分、東北自動車道「白河IC」から車で10分です。

認定NPO法人アウシュビッツ平和博物館のサイトは→こちら



  1. 2018/03/01(木) 15:04:31|
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横たわるセウォル号

道と黄色リボン

黄色リボン

セウォル号と黄色リボン

セウォル号
(4枚とも 2017年11月 撮影/鄭周河)

「韓国はいま、新政府の努力と国民の積極的な参与により、少しずつ変化を迎えている。が、これまでの2度の政権が作り上げた積弊はいまだ解決されていない。無能と傲慢による暗鬱な現実はセウォル号の赤裸々な姿だ。いまセウォル号は木浦新港に横たわる。船が横たわっているのだ。」鄭周河

*2014年4月16日に韓国全羅南道珍島沖にて起きたセウォル号の沈没事故は、修学旅行中だった高校生多数を含む300人の命を奪った。事故には社会構造の歪みが幾重にも絡み、本来なら多くの人が助かった筈だという。
事故処理の方針が定まらず海の底に放置されていたセウォル号が、2017年3月27日にようやく引き上げられた。港のフェンスには、いまだ見つかっていない人の肖像がかけられ、帰らぬ人を待つ想いや犠牲者を悼む言葉が書かれた黄色いリボンが結ばれている。


  1. 2018/02/16(金) 01:12:52|
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